己が信念を貫いた忠義の将

石田 三成


ここが萌える!
三成関連のエピソードを紹介

豊臣秀吉との出会い
三献の茶

三成に過ぎたる最高の家臣
忠臣・島左近

同じ義に惹かれた2人の知音
盟友・直江兼続



◆三献の茶

三成の人生を変えた秀吉との運命の出会い!


それは長浜城主となった秀吉がある日、領内で鷹狩りをした帰り道でのこと。

その帰途で喉の渇きを覚えた秀吉は、ある寺に立ち寄って茶を所望した。

佐吉:お茶をお持ち致しました。

秀吉:おぉ!喉が渇いて仕方がなかった所じゃ!

寺小姓の大ぶりの茶碗にたっぷりと入ったぬるめの茶。 秀吉は一気にそれをごくごくと一気に飲み干し、更にもう一杯茶を所望する。

すると次に小姓は、やや小さめの碗にやや熱めにした茶を出した。

秀吉:(ふむ。この小姓…)

小姓の才を感じた秀吉は、試しに更にもう一杯所望をする。すると小姓は、今度は小ぶりの碗に熱く点てた茶を出した。

秀吉:(やはり、この小姓の心遣いと頭の働きには才を感じる)

相手の様子を見てその欲するものを出す、この心働きに感じいった秀吉は、その小姓を城に連れて帰り家来とした。
この小姓・佐吉こそが、その後累進し五奉行の一人となった、石田三成である。

喉の乾いている相手に、まずは飲みやすい温めの茶をたっぷり出し、渇きが癒えた後は熱い茶を味わってもらう。
「砕玉話(武将感状記)」等に記された、この三献茶のエピソードは気配りの進めとして広く語られている。

秀吉:三成の気配り上手な茶は美味かったのぅ〜♪

三成:ひっ、秀吉様、その様な昔の話を…!

秀吉:なんじゃ三成、照れておるのか?

三成: 別 に 照 れ て い ま せ ん …!!





◆君臣禄を分かつ

三成に過ぎたるものと呼ばれた家臣、島 左近。


「三成に過ぎたるもの二つあり、島の左近と佐和山の城」と言われた、三成の重臣・島左近。
この左近が三成に仕えるにあたっても、「名将言行録」「常山紀談」などに記された有名な逸話がある。
これは三成が水口城主になり四万石を加増された時の話…。(時期は諸説アリ)

天下の名士と呼ばれた島左近に声をかけた三成は、まだ四万石の小禄の者だった。

三成:されば同額でも構わん。二万石出そう。

二万石。それは、三成の禄の半分。三成は、自分と家臣が同じ禄高となっても、ただ一人、左近を召し抱えたかったのだ。
それは後に秀吉が「君臣の禄高が同じというのは聞いたことがない。しかし、そうでなければ左近ほどの人物が三成には仕えん」と笑った程の高禄だった。

主君と同額の高禄で召し抱えられた島左近は、三成のその申し出に深く感動する。

左近:殿、と呼ばせて貰いますよ。

そして左近は、三成の最高の家臣となり、三成を支える大きな力となった。
後に佐和山十九万石余となったとき、三成が禄高を増やそうとした。すると左近は「このままで結構でございます」と断ったという。
周囲の人は「この主君にしてこの家臣あり」と、皆感じ入ったと伝えられている。
関ヶ原の戦いでは、三成の本陣の前に陣取り、自らの命をかけて敵に立ちはだかった左近。禄ではない、主従の絆がそこにはあった。

三成:左近、頼りにしているぞ…。

三成の志に感銘を受け、最期まで三成に仕えた島左近。それは三成にとって「過ぎたるもの」と呼ばれるほどに、何よりもかえがたい懐刀であり、片腕たる存在だった。





◆盟友・直江兼続

同じ年に生まれ、同じ義に惹かれた2人の知音。


三成と兼続が出会ったのは上杉方と豊臣方の和睦の使者としてだった。

上杉領の落水城に秀吉が密かに赴き、上杉景勝との会談に臨んだ。この会談の地ならしをしたのが、三成と兼続だ。2人は共に、26歳であった。
かねてから書簡でのやり取りをしていた三成と兼続だったが、言葉を交わしたのはこの日が始めて。

三成:先代・上杉謙信公以来の義の精神を受け継ぐ、上杉家の力をお借りしたい。

兼続:(この男の言葉に、嘘はない。)

三成が真摯に告げると、兼続は、その言葉に深く頷いた。

共に才能のある若き側近であり、同じ境遇・同じ年齢。そして何よりも、泰平の世を願う「義」の心が二人を結びつけた。
お互いに認め合い、腹を割って語るるに足る知音として、兼続と三成は盟友となったのだ。

三成:兼続…知遇を得て嬉しく思う。お前の義と共に戦おう。

関ヶ原の際に、二人が密約を結んだという説が言われているが、真偽は定かではない。
しかし、兼続と三成、二人の男が東西で高々と掲げた義戦の火の手は、天下分け目の戦いの幕を切って落とした。

兼続:三成に、孤独な戦はさせるものか…!

直江状を家康に叩きつけ、敢然と立ち向かった直江兼続。
それに呼応するように挙兵した石田三成。

最期まで義を貫いた二人のまっすぐな生き方は、深く共鳴しあったのだった。



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